木彫看板・表札の彫り方について

制作の仕方

当工房で看板、表札を制作する際の彫り方についてご紹介いたします。

① 布袋彫り(がく彫り・かまぼこ彫り)

文字の中心をかまぼこのように盛り上げる迫力のある彫り方。太いところほど深く彫ることで陰影がはっきり出て迫力が増します。手彫りのノミ跡は残して雰囲気を出すことも、丸くツルツルにすることも、少しだけツルツルにすることもできます。その文字の雰囲気や文字の色によっても合う仕上げが変わってきます。布袋様のお腹のようなふっくら縁起の良い彫り方です。

 

② V字彫り(薬研彫り)

文字の中心向かってV字に彫っていく彫り方。写真では、細い丸刀でわざとノミ跡を残して雰囲気を出していますが、面を平らにしたり、もう少し大きい丸刀で彫ったり、平刀でノミ跡を残したり、様々な工夫ができます。薬研(やげん)とは、漢方などの薬を細かい粉にひく道具。

 

③ ベタ彫り

文字を均等に彫る彫り方。文字が凹む形になり、彫った面が平らになります。文字や文字の色の雰囲気によって、彫り面を荒くしたり、ノミ跡をのこしたり、丸く彫ったり、色々な工夫ができます。

 

④ その他

その他にもご要望に応じた彫り方にもできます。文字の周りだけ彫る浮彫り、看板・表札板とは別の木で作った切り文字、などなど、お氣軽にお問い合わせください。

 

※ ロゴや絵について

ロゴや絵はそのものによって彫り方が変わってきます。ロゴや絵を最大限生かすような色々な彫り方を組み合わせて彫ります。

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